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マンデリンコーヒーの産地と特徴

coffee no tomo

マンデリンとはインドネシアで栽培される
希少なコーヒー豆のことです。
特徴のある味わいから世界的に人気が高く
日本でもファンが多いコーヒーです。
マンデリンの産地や特徴
おすすめの抽出方法などご紹介します。

マンデリンコーヒーの産地

インドネシアの特定の地域
主にスマトラ島やジャワ島で栽培されています。
スマトラ島でマンデリン族が
栽培を初めたことから
その名がついたと言われています。

インドネシアのスマトラ島は
火山の恵みによる肥沃な土壌と
雨季と乾季が交互に訪れる気候が
マンデリンコーヒーの栽培に最適な環境です。


リントン
スマトラ島北部にある産地で
コクと苦味が強く、独特の甘い香りが特徴。


タナ・メラ
スマトラ島南部にある産地で
酸味が少なく、優しい口当たり特徴。

トラジャ
スマトラ島西部にある産地で
豊かな風味と香りが特徴。

スマトラ島のコーヒー栽培の歴史


アラビカ種に属するマンデリン。
アラビカコーヒー自体の歴史は古く
エチオピア原産とされます。


10世紀頃にイエメンに持ち込まれ
そこからアラビア半島での栽培が始まり
イスラム世界を通じて広まっていきました。
一方、インドネシアでのコーヒー栽培の歴史は
17世紀のオランダ東インド会社の
活動と深く結びついています。
オランダ人はイエメンからコーヒーの種を
持ち帰りそれをジャワ島で栽培を開始し
そこから近隣のスマトラ島、バリ島、
セレベス島などでも
栽培が始まっていきました。

マンデリンコーヒーの特徴

  1. 味わい
    マンデリンコーヒーは独特の風味と深いコクがあり
    シナモンやハーブのような香り
    微かなフルーティーな後味を楽しむことができます。

  2. 希少性
    限られた地域でしか栽培されていないため
    世界的にも人気で希少価値が高い
    コーヒー豆とされています。

  3. 豆の色
    褐色がかった緑色をしており
    これもマンデリンの大きな特徴です。

  4. 処理方法
    ウェットハリング(半水洗い)という
    独特な方法でコーヒー豆を処理。
    コーヒー豆の外皮を取り除いた後
    粘液層を一部残して
    自然乾燥させる事で
    その特徴的な風味が生まれます。
  5. 日本でのマンデリンコーヒー
    深いコクと落ち着いた酸味
    独特な風味から多くの
    コーヒー愛好者に
    愛されています。

マンデリンコーヒーのグレード

グレード欠点豆の数量特徴
G10〜3個★最上級品
G24〜8個上質品
G39〜12個中程度品
G413〜16個一般品
G517個以上低級品

マンデリンのグレードは
欠点豆の数量によって決まります。
欠点豆とは虫食い変形
色ムラなどの不良豆の事を指します。
この欠点豆が少ないほど
グレードが高くなります。

インドネシア産のマンデリンは
グレード1から5までの5段階に格付けされ
グレード1(G1)は300g中に
欠点豆が0〜3個しか入っていない
最上級グレードです。
コクと香りが強くマンデリンならではの
濃厚な味わいを楽しむことができます。

マンデリンコーヒーの抽出方法

マンデリンコーヒーのおすすめの
抽出方法をご紹介します。

  • フレンチプレス
    マンデリンの全ての風味を引き出すことができます。
    4分間の抽出がおすすめ。
    フレンチプレスの使い方
  • ドリップコーヒー
    マンデリンの風味を繊細に引き出すため
    細かい挽き目でゆっくりと注ぐことをおすすめします。
  • エスプレッソ
    濃厚なコクを最大限に引き出すことができます。
    焙煎度は中煎りが最適です。
    おうちでエスプレッソを淹れる

おすすめのマンデリンコーヒー

特にこの大山珈琲の
マンデリンは
最高級グレードのG1を使用。
注文後に焙煎度合いを
好きに選べるので
おすすめです!

マンデリンコーヒーのまとめ

マンデリンコーヒーはその希少性と独特の風味から多くのコーヒー愛好者に支持されています。特に日本では、その繊細な風味が非常に好まれており、高級カフェや専門店での提供が増えています。マンデリンコーヒーを新たに試してみたい方は、上記の抽出方法を参考にして、その魅力的な風味をぜひ堪能してみてください。

ABOUT ME
tomo
tomo
コーヒーアドバイザー
老舗珈琲店で店長として7年勤務後 大手コーヒーチェーン店でコーヒーアドバイザー、コーヒースクールを行っていました。自宅でもカフェのような美味しいコーヒーをたのしめるよう、コーヒーを趣味にしたい方を応援したく始めたブログです。
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