コーヒー初心者の美味しいコーヒーの選び方
「美味しいコーヒーとは?」
「何を基準に選んでいいかわからない・・」
「通販で買うコーヒーって美味しいの?」
コーヒーは奥が深く種類も多い。
初心者は何を基準に選んでいいか
わからないですよね。
今回は初心者の美味しいコーヒーの
選び方についてご紹介します。
そもそも美味しいコーヒーとは?
コーヒーとひとえに言っても
ブレンドコーヒーなどを含むと
種類は無限にあります。
その中から美味しいコーヒーを
選び出すのは至極困難。
コーヒーの美味しさを決める要素はこの5つ!
そうです。5つもあるんです。
初心者からすると何がなんだか
わからないですよね。
初心者が美味しいコーヒーを選ぶ方法
コーヒーの基本的な知識を
みにつけることも重要ですが
それよりも大事なことは
自分の好みの味を知ること!
コーヒー専門店やカフェ、喫茶店には
コーヒー豆の産地のみならず
細かい焙煎度合いや
様々な精製方法も表記し
こだわっているお店が沢山あります。
とくに自家焙煎している店がおすすめです。
そこで手当たり次第に飲んでみましょう。
お店では試飲があれば積極的にさせてもらい
好みのコーヒーを探してることを
店員さんに伝えましょう。
いきなり専門店に行くのは緊張する・・
というかたはネットなどで売っている
飲み比べセットなどもおすすめです。
最近ではネットで自分の好みを診断して
それに沿ってコーヒーを送ってくれるサブスクもあり
私もこれで自分の好みを再確認しました!
コーヒーの美味しさを決める5大要素
原種とは?
少しむずかしい話になるので
さらーっと説明します。
まずはコーヒーの原種について
コーヒーはコーヒーノキにできた果実を
精製、焙煎して
私達のよく知るコーヒーになります。
大きく分類すると・・
アラビカ種
ロブスタ種
リベリカ種
この3種類になります。
この中でもリベリカ種は
病気や害虫に弱くあまり
流通していません。
コーヒー全体の7〜8割がアラビカ種
残りがロブスタ種になります。
アラビカ種から派生した品種は
約200以上もあります。
有名処でティピカ種、ブルボン種
ゲイシャ種等
話すと長くなるので
また別の機会に・・・。
5大要素の精製とは?
精製と採れた果実(コーヒーチェリー)
を焙煎する前の状態
生豆にするための
作業のことをいいます。
この精製方法によっても
味わいが大きく変わってきます。
精製方法は大きく分けてこの5つ
ナチュラル
採れたコーヒー豆を天日干しにする。
ウォッシュド
大量の水を使って精製する方法
パルプドナチュラル
ウォッシュドとナチュラルの折衷案。
ハニープロセスとも呼ばれる。
スマトラ式
インドネシア独自の精製方法
アナエロビック・ウォッシュ
発酵槽に酸素を遮断した状態で
一定時間コーヒーを置く
5大要素の焙煎とは?
焙煎前の状態を
生豆(なままめ)と言います。
焙煎には大きく分けると
「浅煎り」「中煎り」「深煎り」
と3種類に分類。
さらに細分化すると
次の8種類に分類されます。
生豆
焙煎前の状態、香りや味はほとんど無し
①ライトロースト(Light roast)
生臭い香り。飲むことは殆どない。
②シナモンロースト(Cinnamon roast)
まだ生臭さが多少残る。
上質な豆ならフルーティーな
強い酸味が楽しめる。
③ミディアムロースト(Medium roast)
やや強めの酸味。
アメリカンコーヒー向き。
④ハイロースト(High roast)
酸味、苦味、甘みのバランスが良い。
⑤シティロースト(City roast)
最も標準的な煎り方。
バランスが良く馴染みのある味。
⑥フルシティロースト(Fullcity roast)
コクがでる。酸味は少しで苦味が強い。
エスプレッソ向き。
⑦フレンチロースト(French roast)
コクが最もよく出る。強い苦味。
エスプレッソ向き。
⑧イタリアンロースト(Italian roast)
焦げたような香りと刺激的な苦味。
カプチーノやアイスコーヒー向き。
5大要素のコーヒーの産地とは?
コーヒー初心者は
産地別に飲み比べして
自分の好みを見つけることが
おすすめです。
コーヒーの産地は沢山ありますが
主にコーヒーベルトとよばれるコーヒーの
栽培に適した地帯がメインです。
主な産地は
南米、中米、アフリカ
ハワイ、東南アジアです。
- ハワイのコナコーヒー
- ジャマイカのブルーマウンテン
- タンザニアのキリマンジャロ
5大要素の抽出方法とは?
主な抽出方法は
・ペーパードリップ
・ネルドリップ
・サイフォン
・エスプレッソ
・エアロプレス
・フレンチプレス
・ウォータードリップ
・パーコレーター
コーヒーの良さを引き出す抽出方法は
豆によってかえたり
焙煎度合いや挽き具合にも
変化が必要です。
おうちで美味しいコーヒーを楽しむ際には
様々な抽出方法で淹れたてを
楽しんでみましょう!
詳しい抽出方法の違いは別記事にて。
時代別流行したコーヒー
コーヒーの歴史は深く日本に
広まったのは1940年の
江戸時代初期と言われています。
その長い歴史を3時代に分かれます。
ファーストウェーブ
19世紀〜1960年代まで続いた
大量生産、大量消費の時代。
世界各国のコーヒーが安価で
飲めるようになったので
人々の生活にコーヒーが馴染む
喫茶店からドトールコーヒーなどの
セルフサービス式への変化。
セカンドウェーブ
1960年以降シアトル系コーヒーショップ誕生
日本には1996年にスターバックスが上陸
エスプレッソなどの深煎りコーヒーが大流行
コーヒーの品質を重視し始めます。
サードウェーブ
コーヒー本来の価値を重視
コーヒーを単なる生活必需品と
捉えるだけでなくワインの様に
高品質な食品として扱うように。
コーヒーの産地、精製方法などにも着目。
2015年2月に日本上陸して話題となった
コーヒー界のAppleとも言われる
「ブルーボトルコーヒー」がその代表
今はおうちコーヒーを
本格的に楽しんだり
産地や栽培方法などに
細かくこだわる
サードウェーブの時代。
こういった時代背景も参考に選んでみるのも
美味しいコーヒーと出会う方法でもあります。