初心者でも簡単にコツ入らずで淹れられる
フレンチプレスコーヒー。
より美味しく楽しむには
温度も重要なのをご存知でしょうか?
基本的な淹れ方から味わいと
温度の関係をご紹介します。
フレンチプレスコーヒー基本の淹れ方
フレンチプレスコーヒー
(プレスポット、プランジャーポット)は
コーヒーを淹れるための手法。
フレンチプレスとは器具の名称です。
初心者でも簡単に淹れることが出来ます。
フレンチプレスでコーヒーを淹れる基本的な手順
- 用意するものと各名称
- フレンチプレス
- 粗挽きのコーヒー豆(1杯分240mlで15〜20g)
- 熱湯(おおよそ94〜100℃)
- コーヒー豆を挽く
粗挽きにしたコーヒー豆を用意。
細かすぎるとコーヒーが
濁ってしまったり
微粉がフィルターを通って
一緒に抽出され
粉っぽくなってしまうので
注意が必要です。
- 器具、マグカップを湯通しする
器具などが冷たいと
抽出の温度が下がります。
温度の高低差を防ぐために
予め熱湯で温めます。
- フレンチプレスにコーヒー豆を入れる
フレンチプレスに
挽いたコーヒーを入れる。
1カップ(約240ml)に対して
約15〜20gのコーヒー豆を使用。
- 熱湯を注ぐ
熱湯をコーヒー豆の上から
ゆっくりと注ぎます。
この時点でフレンチプレスのフタは
閉めずにコーヒー粉が湯に
しっかり浸るようにします。
ヘラやスプーンなどで
粉を馴染ませてもOK。
- フタを閉める
フレンチプレスのフタを閉め
プランジャーは
(フレンチプレスの上部にある押し棒)
まだ下げずにそのままにします。
- 抽出時間を待つ
約4分程度待ちます。
時間が経ったらプランジャーを
ゆっくりと押し下げます。
- 注ぐ
淹れ上がったコーヒーを
カップに注ぎます。
別記事にも詳しくまとめてあります。
→フレンチプレスコーヒーの美味しい淹れ方
フレンチプレスコーヒー基本的な抽出温度
フレンチプレスコーヒーを淹れる際の
理想的な温度は94〜100℃
熱すぎると
オーバーエクストラクト(過抽出)され
苦みや渋みが強くなる可能性があり
逆に温度が低すぎると
アンダーエクストラクト(不完全な抽出)
が起こりコーヒーが薄く感じられるか
十分な風味と香りが引き出せない
可能性があります。
また豆との相性や求めている味わいに
よっても温度は重要です。
温度を管理するための方法
- 沸騰させた後に冷ます
水を沸騰させた後冷ましてから
使用する方法。
水温が約95℃程度に
落ちついてから使用。
室温や使用するポッド、やかんにも
左右されますがボコボコと
400mlを沸騰してから火を止め
約1分〜1分半で93〜95℃になります。
- 温度計を使用する
キッチン用の温度計を使用して
水温を確認する方法。
- 温度管理可能なケトルを使う
一部の電気ケトルは設定した温度で
温度を保つ機能があります。
これを使用することで
常に理想的な温度でコーヒーを
淹れることができます。
フレンチプレスコーヒー温度と味の変化
まず大前提として抽出前の器具とマグカップを
湯通しする。(抽出温度を下げないように)
基本的な抽出温度は
94℃〜100℃
ハンドドリップでの抽出温度は
85℃〜93℃なので
フレンチプレスのほうが高め。
一般的にコーヒーと
抽出温度関係は以下の通りです。
高温での抽出(95℃以上)
フレンチプレスコーヒーに適した抽出温度です。
- 苦味
高温で抽出するとコーヒーの苦味が
強調される傾向にあります。
- 渋み
コーヒーの渋みも
高温ではより顕著になります。
- オーバーエクストラクト(過抽出)
ほんのりと焦げたような味がする場合もあります。
中温での抽出(約90℃ – 95℃)
主にハンドドリップの抽出温度。
コーヒーの風味が最もバランスよく
感じられる温度とされています。
特定のコーヒー豆ではフルーティーな風味や
柑橘類のような酸味が際立ちます。
低温での抽出(90℃以下)
- 酸味
低温での抽出はコーヒーの酸味を強調します。
あえて低温で抽出して楽しむ方法も。
- アンダーエクストラクト(不完全抽出)
水温が低すぎるとコーヒーは平坦で
味に深みがなくなる可能性があります。
- 薄い味わい
全体的にコーヒーの風味が薄く
少々水っぽく感じられることがあります。
フレンチプレスコーヒー温度まとめ
温度はコーヒーの多くの要素
(苦味、酸味、甘み、香り等)
に影響を与えます。
同じ豆を使用していても
抽出温度を変えると
その味わいも大きく変化します。
フレンチプレスコーヒーでは
まず基本的な抽出温度
94℃くらいからはじめ
同じ豆、同じ環境で温度を変え
自分好みの抽出温度を
探ってみると良いでしょう。
ABOUT ME
老舗珈琲店で店長として7年勤務後
大手コーヒーチェーン店でコーヒーアドバイザー、コーヒースクールを行っていました。自宅でもカフェのような美味しいコーヒーをたのしめるよう、コーヒーを趣味にしたい方を応援したく始めたブログです。