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コーノ式コーヒードリッパーの特徴

coffee no tomo

沢山の種類があるコーヒードリッパー。
その中でもコーノ式ドリッパーを
ご存知でしょうか。

コーノ(KONO)とは
1925年創業の「珈琲サイフォン株式会社」による
コーヒー器具ブランド。
元々プロ用に作られていたフィルターが
コーヒー愛好家の間で評判となり
1973年に一般向けに販売が開始されたものが
今のコーノのドリッパーです。

コーノ式コーヒードリッパーとは

※コーノではドリッパーのことを
フィルターと呼ぶようです。
便宜上ここではドリッパーと呼びます。

コーノの円錐型のドリッパー
名門フィルター
底の部分に穴があいていて、
そこに円錐ペーパーを差し入れる
これ形状がコーヒーを最も美味しく
淹れることができるといわれている
布製のフィルターの
「ネルドリップ」に匹敵する味わいを
実現させてくれるのです。

またネルドリップ同様に
お湯の注ぎかた(スピード)によって
味に変化をつけることも可能。

ネルドリップは保管やお手入れが難しいのですが
名門ドリッパーはフィルターを捨て
ドリッパーを洗うだけなので簡単!
こういったところも人気の秘訣です。

この他に「ドリップ名人」というシリーズもあります。
素材がAS樹脂になり、名人シリーズと呼ばれています。
(※2020年9月にドリップ名人は販売終了)

コーノ式名門フィルターの種類

コーノの名門ドリッパーには
MD・MDN・MDK
3種類の型番が存在します。

項目MD型MDN型MDK型
用途/対象プロ・こだわり派一般・初心者向け一般・初心者向け
特徴ネルドリップのような味わい雑味を抑えたクリアな味わい雑味を抑えつつしっかりとした味わい
サイズ(型番)2人用(MD-21)/4人用(MD-41)2人用(MDN-21)2人用(MDK-21)/4人用(MDK-41)
ロゴKONOKONO CLASSICMEIMON KONOS since1925
ドイツ花文字を使ったロゴデザイン。
素材アクリル樹脂/PCT樹脂アクリル樹脂PCT樹脂
カラーモデル4人用(MD-41)のみあり2人用(MDN-21)のみありなし
発売年1973年2010年2015/16年
リブの長さ長い中間短い
抽出口の大きさ大きい中間小さい
抽出スピード速い中間遅い

コーノ式ドリッパーを選ぶ際には、用途や好みに合わせて選ぶことが大切です。

  • プロやこだわり派のコーヒー愛好家は、ネルドリップのようなまろやかでコクのあるコーヒーを楽しめるMD型がおすすめです。
  • 雑味を抑えたクリアな味わいのコーヒーを好む方は、MDN型がおすすめです。
  • 初心者でも手軽に本格ドリップコーヒーを楽しめる、雑味を抑えたすっきりとした味わいのコーヒーを好む方は、MDK型がおすすめです。


コーノ式名門フィルター美味しさの秘密

リブの存在によりペーパーがよじれるのを防ぎ
ペーパー内の抽出液がリブに沿って落ちます。
円錐形のフィルターは扇形と異なり
粉の層が厚くお湯と粉の接触時間が長いため
お湯をゆっくりと注ぐことで
コーヒーの成分がしっかり抽出されます。

お湯を少しずつ増やしていくことで
最終的にフィルター内が満たされ
雑味やえぐみの泡が表面に浮かび上がります。
そのため雑味がなく風味豊かなコーヒーが淹れられます。
リブがフィルター側面の上部にないため
ペーパーが密着し雑味やえぐみの泡が横漏れせず
フィルター上部に留まります。
この構造によって風味と旨味が最大限に引き出され
クリアで雑味のないコーヒーが淹れられるのです。

コーノ式名門フィルターの淹れ方

  1. 円錐フィルターを折る。
    ミシン目に沿って折ったら
    開口部を広げ先端のはみ出した
    圧着部を巻き込むように折り返します。
  2. ドリッパーにセットし
    コーヒー粉を2杯分(24g)入れる。
  3. 最初は点滴のようにお湯を中央に
    ポタポタと垂らし時間をかけ注ぎます。
    60秒ほどで濃いコーヒー液が落ち始めます。
    (一般的な蒸らし作業は要りません)
  4. コーヒー液がポットの底を
    覆うぐらいまで溜まったら
    500円玉の範囲で細くお湯を注ぎます。
  5. 泡のドームを維持するように
    湯量を少しずつ増やし
    お湯を注ぐ範囲を広げながら注ぎます。
  6. 湯量をそのまま一気に増やし
    フィルターの中の湯を満水の状態にします。
  7. フィルター内部に湯量を保ったまま
    必要な杯数分のコーヒーが抽出できたら
    別の容器にフィルターを外して排水し完成。

名門ドリッパーのフィルターの種類と特徴

コーノ式名門フィルター(ドリッパー)の
ペーパーフィルターはこの3種類。(公式では)
ペーパーフィルターにもそれぞれ特徴があります。

MD25
紙の表面に凸凹のしわが出来るように
特殊なクレープ加工を施してあります。
→雑味がなくクリアな味わいに。

MS25
内側のみクレープ加工を施し
外側を円錐フィルターにピッタリと
張り付かせ横モレを防止。
→雑味成分を落とさないので
スッキリとした味わいに。

MD26C
ネルドリップコーヒーに近い味わいを再現。
コットンの吸着力と繊維の細かさで
しっかりと抽出できます。

→しっかりとした濃厚な味わいに。
コーヒー豆本来の味わいを楽しめる。

コーノ式名門フィルターと相性の良い豆

コーノ式名門フィルターに
おすすめな豆はコーヒー本来の
味わいが楽しめる
スペシャリティコーヒーでしょう。
スペシャリティコーヒーといっても
数ある種類の中から選ぶのは大変なので
私はこのサブスクでいつも
自分好みのコーヒーを選んでます。
100種類以上のスペシャルティコーヒーを楽しめるコーヒーサブスク

コーノ式名門フィルターまとめ

コーヒーを趣味にと思っているなら
一つは持っておきたい老舗ブランド「コーノ」の
名門フィルター(ドリッパー)。
種類も大きさも様々なので
自分のライフスタイルや好みの抽出味わいに
合わせて選びましょう。
始めやすいセット商品も売っているので
おすすめです。


ABOUT ME
tomo
tomo
コーヒーアドバイザー
老舗珈琲店で店長として7年勤務後 大手コーヒーチェーン店でコーヒーアドバイザー、コーヒースクールを行っていました。自宅でもカフェのような美味しいコーヒーをたのしめるよう、コーヒーを趣味にしたい方を応援したく始めたブログです。
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